職場によって異なる看護師の勤務体制

病院やクリニックなどの医療機関だけが看護師の活躍の場ではありません。
一般企業や介護福祉施設、健診センターなど、たくさんの働き口があります。
しかし、看護師の勤務体制は、職場の種類によって大きく異なっているのが特徴です。

病院で働く看護師の勤務体制は、外来か病棟かによって全く違ってきます。
例えば、外来の場合は病院が外来診療を行う時間帯に勤務することになるので、平日の朝から夕方までと、土曜日の午前中のみの勤務になるケースがほとんどです。
病院によっては、土日が完全に休みになる場合も少なくありません。

一方、病棟勤務の看護師は、日勤と夜勤の両方をこなす必要があります。
病棟の勤務体制は2交代制や3交代制があり、月に4回から6回程度、夜勤に入ることになります。
また、病棟が設置されていないクリニックでの勤務体制は、病院の外来勤務とほとんど一緒になります。
クリニックによっては水曜日か木曜日の午後が休診となることもあるため、子育てや家庭がある看護師にとっては、クリニックはとても働きやすい職場だと言えるでしょう。

なお、イベントナースやツアーナースなどのレアな仕事は、単発での勤務となるケースが多いようです。
ツアーナースであれば社員旅行や修学旅行に同行することになるので、数日から1週間の勤務になることも珍しくありません。
このように、看護師の勤務体制は職場の種類で全く異なるので、仕事探しをする際には、各職場の勤務体制をチェックすると、ライフスタイルに合わせた勤務先が見つけやすくなるでしょう。